縄文小屋の茅の葺き替えを通して、私たちの暮らしが、大地と、どのように繋がっているのか、一緒に探る旅をしませんか。この3日間は、土地に寄り添い、そこに住まう様々な生きものと向き合うなかで、暮らしという営みを作り上げていくことを体験します。
地形や水の流れと共にあった先人の営みをお手本に、森の環境を整えながら、知恵を出し合い、土地に生きる様々な植物を使って、暮らしの拠点となる縄文小屋の屋根を修繕していきます。
そこでの学びを、ご自身の日々の暮らしにお持ち帰りいただき、ぜひ、活かしていただきたいのです。

拠点となるのは
「安房大神宮の森 縄文小屋」
昨年1月に起こった、能登半島地震。有機土木代表理事の高田は、石川県能登町の真脇遺跡が震度6弱の揺れにもびくともせず、壊れることのなかった縄文小屋に感銘を受け、昨年4月、その縄文小屋を建てた、JOMONさんこと、縄文大工・雨宮国広棟梁をお呼びして、安房大神宮の森に、縄文小屋を作りました。
参加者と輪になり手を繋ぎ、自然といのちへ感謝を込めて、お祈りをするところから始まった縄文小屋づくり。
荒れてヤブ化した環境を整え、できた広場に、柱をたて、軸を組み、屋根を葺き、一からすべて手作業で、一人一人の想いを込めて、小屋は完成しました。
あれから一年。台風や大雨に屈することもなく、縄文小屋は、すっかり森の景色に溶け込み、訪れる人を静かに優しく迎えてくれます。
近年、規模の大きい災害が多発するようになり、危機感を募らせると同時に、現在の私たちの暮らし方そのものを見直さないと、今後、子供たちが安心して暮らしていける環境はなくなってしまうのではないか、と懸念しております。
・危機感はあるけど、どうしたらいいのか、わからない。
・自分の手で暮らしの場を作ってみたい。
・土地を読み取り、自然に寄り添った暮らしをしてみたい。
・暮らしを一から問い直したい。
そんなあなたと一緒に、考えたいことがあります。

「“暮らす”ってどういうこと?」
安房大神宮の森に一歩入ると、そこには先人が自然と共生してきた営みが随所に見られます。自然を壊すことなく、環境を整え、土地を育てる中で、人々が暮らしの営みを形成してきた形跡を辿ることができます。
その土地に住まう人々同士、助け合い、協力しながら、自らの手で暮らしの場を作り上げていく。そして、暮らしの場は、その土地の営みと共に、育てていくもの。
茅葺きは、かつて、土地を育む中で、人々と自然をつなぐ庶民の大切な営みでした。
そんな叡智を、今の時代だからこそ、掬い上げ、新たな気づきとして、暮らしを再建するきっかけとして、皆さまと共に、体験していきたいと思います。
定員は20名になります。
確認事項が多いので、詳細をご確認の上お申し込みをお願い申し上げます。
9月21日を1次締切と致しまして、受付確定のご連絡は9月26日を目処に差し上げます。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
イベント詳細
【イベントサポーター】茅葺き職人(大分在住) 三木 宏祐
茅葺き職人(秋田在住) 井阪 智
世話人 高田造園設計事務所スタッフ 堀越侑莉奈・林大介
【開催日時】2025年10月11日(土)から13日(月)9:00−15:00
三日間の通し作業となります。
三日間の通し参加が難しい方は、協会へお問い合わせください。
【申込締切】
9月21日(日)
【イベントスケジュール
(仮) 】11日午前(9:00-) :大神宮の森、「先人の営みを辿る」探検ツアー
ナビゲーター:高田宏臣
11日午後(15:00-) :茅葺き替え作業レクチャー
環境整備レクチャー
実作業開始、資材集め、足場組み
ナビゲーター :三木 宏祐
ナビゲーター :井阪 智
12日 9:00-15:00 :フィールドワーク
13日 9:00-15:00 :フィールドワーク+振り返り
※11日と12日の夜は、フィールドワークの後、希望者の方と懇親会を兼ねて夕食会を開催します。
スタッフ含めみんなで準備する会となります。持ち寄り歓迎のドネーション制です。
参加ご希望の方は、申込の際に備考欄でコメントお願いします。
【参加費】◉有機土木正会員 19,500円
・内訳:イベント参加費 15,000円、環境整備協力費 1,000円、保険と昼食代 3,500円
◉有機土木・地球守賛助会員 24,500円
・内訳:イベント参加費 20,000円、環境整備協力費 1,000円、保険と昼食代 3,500円
◉一般の方(メーリングリスト会員) 29,500円
・内訳:イベント参加費 25,000円、環境整備協力費 1,000円、保険と昼食代 3,500円
◉高校生以下 2,000円
・内訳:イベント参加費 無料、環境整備協力費 無料、保険と昼食代 2,000円
※ご家族でご参加の場合は会員さま1名分の参加費でご参加いただけます。お申し込みの際に備考欄に家族参加の旨とご家族のお名前(フリガナ)、性別、生年月日をご記入ください。
保険と昼食代については別途ご連絡差し上げます。
※ 環境整備協力費は、安房大神宮の森の環境保全・維持管理のために、安房大神宮の森にお入りいただくみなさまに一律お支払いいただくものです。環境整備のために活用させていただきます。
※参加費のお支払いは、申込ページからクレジットカード決済でお願いいたします。口座振込をご希望の方は、お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
【集合時間・場所】
お申し込みを受け付けた方に集合場所を後日お知らせいたします。
作業する場所には車で送迎をいたします。
【服装(必須)】
作業着(長袖、長ズボン)、長靴、地下足袋、雨具(上下)、作業用手袋、ヘルメット
【必須の持ち物】
昼食時の食器類(箸、マイ椀、マイ皿など)、水分補給の水筒、タオル、着替えなど
【必須の道具】
腰道具(剪定鋏、腰のこ、移植ゴテ)
※持参を推奨する道具
剣すこ、唐クワ(農業用に比べて幅の細いクワ)、なた、手ハンマー、しの、片手クワ、草刈り鎌
【昼食】
炊き出しか、お弁当を準備いたします。
【宿泊】
宿泊は各自ご手配をお願い致します。
【定員】
20名
申込多数の場合は、参加人数を調整の上、参加の可否につきましては、9月26日を目途にメールにてご連絡差し上げます。
【キャンセルポリシー】
・3日前 50%
・前日 100%
・当日 100%
・参加費は講師への謝礼、ドネーション、施工費にあてさせていただきます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております!